運行管理者(貨物) 過去問
令和6年度 CBT
問28 (実務上の知識及び能力 問5)
問題文
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問題
運行管理者(貨物)試験 令和6年度 CBT 問28(実務上の知識及び能力 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
- 連結車両(トラクタとトレーラを連結した車両)が、滑りやすい路面で急ハンドルや急ブレーキなどの急激な運転操作を行ったりすると、車輪がロックしてタイヤが滑り、トラクタとトレーラが連結部で折れ曲がり、「くの字」になることを「ジャックナイフ現象」という。
- フット・ブレーキを使い過ぎると、ブレーキ・ドラムやブレーキ・ライニングなどが摩擦のため過熱してその熱がブレーキ液に伝わり、液内に気泡が発生することによりブレーキが正常に作用しなくなり制動力が低下することを「ベーパーロック現象」という。
- 自動車の夜間の走行時において、自車のライトと対向車のライトで、お互いの光が重なり合い、その間にいる歩行者や自転車が見えなくなることを「クリープ現象」という。
- 自動車がカーブを走行するときに自動車に対しカーブの外側へ向かう力が働く。この力を「遠心力」といい、自動車の走行速度に比例し変化する。例えば、自動車の重量及びカーブの半径が同じ条件の場合、自動車の走行速度が2倍になると、遠心力の大きさも2倍になる。
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この過去問の解説 (3件)
01
適切なのは、「ジャックナイフ現象に関する記述」と、「ベーパーロック現象に関する記述」です。
この問題は、車に起こる代表的な現象の意味を正しく理解しているかを見る問題です。特に、クリープ現象はAT車がゆっくり動き出す現象であり、ライトが重なって歩行者などが見えにくくなる現象ではありません。また、遠心力は速度に比例するのではなく、速度の2乗に比例して大きくなります。
これは正しいです。
国土交通省の資料では、ジャックナイフ現象は、急ブレーキなどによってトラクタとトレーラのバランスが崩れ、連結点で「くの字」の形に折れる現象とされています。また、トレーラ関係の安全資料でも、車輪のロックや滑りやすい路面での過大なブレーキ操作が大きな要因になるとされています。問題文は、その内容に合っています。
これは正しいです。
国土交通省は、ブレーキ使用時の熱によってブレーキ液が沸騰して気泡が発生し、油圧がかからなくなってブレーキの利きが悪くなる現象をベーパーロックと説明しています。問題文の説明は、この内容と一致しています。
これは誤りです。
兵庫県警などは、自車と対向車のライトが重なった部分で、その間にいる歩行者などが見えにくくなる現象を蒸発現象(グレア現象)と説明しています。
一方、クリープ現象は、車の取扱説明書でも、AT車でセレクトレバーがDやRなどに入っているときに、アクセルを踏まなくても車がゆっくり動く現象とされています。問題文は現象の名前を取り違えています。
これは誤りです。
福井県や交通安全の解説資料では、遠心力は速度の2乗に比例して大きくなるとされています。つまり、同じ車重で同じ半径のカーブなら、速度が2倍になると遠心力は2倍ではなく4倍になります。問題文は、この関係を間違えています。
この問題では、現象の名前と意味を正しく結び付けることが大切です。
ジャックナイフ現象は、連結車両が「くの字」に折れる現象です。
ベーパーロック現象は、ブレーキ液に気泡ができてブレーキが効きにくくなる現象です。
一方で、ライトが重なって歩行者などが見えにくくなるのはクリープ現象ではなく蒸発現象ですし、遠心力は速度の2乗に比例するので、速度が2倍なら遠心力は4倍になります。
似た問題では、言葉の意味そのものと、数字の関係を落ち着いて確認すると解きやすくなります。
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02
この問題は、
自動車の運転中に発生する特有の現象(ジャックナイフ、ベーパーロック、蒸発現象、遠心力)の名称と
そのメカニズムを正しく理解しているかを問う問題です。
特に専門用語の定義についてしっかりと覚えることが重要です。
適切
連結車両が急操作を行った際に、連結部で「くの字」に折れ曲がる現象を
「ジャックナイフ現象」と呼びます。
トラクタの後輪がロックして横滑りすることで発生する、トレーラ特有の危険な現象です。
駐車・バック時の操作ミスによっても引き起こされます。
設問は正しく解説されていますので、適切です。
適切
フットブレーキの多用により摩擦熱がブレーキ液に伝わり、
液内に気泡が生じてブレーキが効かなくなる現象を
「ベーパーロック現象」といいます。
長い下り坂などでエンジンブレーキを併用しない場合に起こりやすいため、知識として不可欠です。
設問では正しく解説されておりますので、適切です。
不適切
夜間に自車と対向車のライトが重なり、その間の歩行者などが
見えなくなる現象は「蒸発現象(グレア現象)」と呼びます。
設問では「クリープ現象」となっておりますが、
それはオートマチック車でアクセルを踏まなくても車がゆっくり動き出す現象のことであり、
そもそも用語が誤っています。よって不適切です。
不適切
遠心力の大きさは、速度の「2乗」に比例します。
したがって、自動車の走行速度が2倍になると、
遠心力の大きさは2×2=4倍になります。
記述の「2倍になる」は物理法則として誤りです。
よって、不適切です。
これらの現象は、いずれも「過信」や「無理な運転」から引き起こされます。
特にブレーキに関しては、熱による「ベーパーロック」と「フェード」、
路面状況による「ハイドロプレーニング」、
そして車両構造による「ジャックナイフ」や
「遠心力(速度の2乗に比例)」といった違いを整理して覚えておくことが、
試験対策および事故防止の鍵となります。
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03
この問題は、自動車の特性について問うものです。
適切です。
トラクタ・トレーラーの連結車両は急旋回等により車輪がロックすることで、連結部から折れ曲がる「ジャックナイフ現象」が起きます。
適切です。
フットブレーキの多用により、摩擦によって生じた熱がブレーキ液が沸騰します。それにより生じた気泡が原因で、ブレーキペダルを踏み込む圧力がうまく伝わらず、制動力が低下します。これを「ベーパーロック現象」と言います。
不適切です。
本文の説明は「クリープ現象」ではなく、「蒸発現象(グレア現象)」です。
「クリープ現象」は、オートマチック車(AT車)において、アイドリングかつギアをDレンジ、Rレンジ等に入れているとき、アクセルペダルを踏んでいなくてもゆっくり前進、後退する現象のことです。
不適切です。
自動車の走行速度をv、自動車の重量をm、カーブの半径をrとすると、遠心力Fcは以下のように表せる。
Fc=mv²/r
上記の式から、遠心力は速度の2乗に比例することがわかる。よって、速度を2倍にすると、遠心力の大きさは4倍になります。
自動車特有の特性を理解しているかがポイントです。
以下のポイントを押さえておきましょう。
・ジャックナイフ現象:連結車両の急旋回等により連結部で折れ曲がる現象
・ベーパーロック現象:フットブレーキの多用によりブレーキ液が沸騰し、ブレーキが利きにくくなる現象
・蒸発現象(グリア現象):自車と対向車のライトが重なり、間にいる人や物体が見えなくなる現象
・クリープ現象:AT車がアクセルを踏んでいなくてもゆっくり動く現象
・遠心力は速度の2乗に比例
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